Panasonicを使いこなす、圧倒的に。

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パナソニックを使いこなす、圧倒的に

編集部:例えば、組織として変わるとなると縦横斜めの交流も大事だと思っていて、日本だと『One Panasonic』といった活動もありますが、シリコンバレーでも何かやられていたりするんですか?

One Panasonicは社員のモチベーション向上・知識拡大・
人脈形成を目的とした有志の会

中村さん:シリコンバレーでの事業開発に特化して、NEW PEOPLEの吉田猛たちとやろうとしてるのが、それですね。

編集部:SamePagePeopleですよね!

中村さん:これはただのSNSの話だけではなく、「中村雄志はこんなことを思い描いてるんだよね」とか「吉田猛はこれをやりたいんだよね」みたいなことを組織や企業を超えてみんなで共有していくということなんです。

しかも、各組織の中で、周りにいる先輩・後輩・上司を巻き込んで、そして各社が持つリソースを圧倒的に使いこなして事業開発しているような人たちが繋がれば、絶対に面白いことができると思うので、そういったことが普通になればよいと思って行動しています。

編集部:そういう人たちが繋がれるコミュニティを展開したいと。それが『パナソニックを使いこなす、圧倒的に』という中村さんのモットーにも繋がるわけですね。

中村さん:そうですね。自分が課題だと思っているのが、大企業だとワクワクする働き方ができないとか、個人は成長できないと言われていることなんです。でも、大企業での働き方とかキャリアの可能性ってまだまだ未開発だと思うんですよ。

編集部:どういうことですか?

中村さん:というのも、これだけリソースがあるんだから自由自在に使いこなせたら無敵じゃないですか?そこにチャレンジする事を諦めている人が多すぎると思いますね。

編集部:たしかに。

中村さん:僕は、ある時は事業部内バーチャルスタートアップの責任者をやっているんですが、初めに話した通り、新規ビジネスのコアが固まればグローバルで展開したいので、例えば、その時はスーツを着てパナソニックの既存事業に合うフォーマットでそれを展開していくことも可能じゃないですか。

だから、スタートアップと大企業を両方出入りできるようになるのが最強なんだけど、誰もできないからみんな苦労しているわけで、それを自分の仕事を通じて実証してみせたいとは思ってますね。方法論に整理できると、パナソニックや日系企業の幅広いところで使える手法の一つになると思います。

それで、そうやっているうちに、色んな人が「俺の方がもっとうまくできる」みたいな感じで盛り上がっていって大きい組織が変わると良いなと思ってます。

編集部:たしかに、パナソニックほどの大企業であれば、ブランド、製造ライン、あとはチャネルとかもうまく活用できますもんね。

中村さん:そうなんですよ。なので、「圧倒的に」と付けたのは、例えばユーザー、パートナー、メンバーが誰も気づかない程度のインパクトだったら誤差レベルで意味がないので、十分に大きなインパクトが出るくらい圧倒的にやらないといけないよねということなんです。圧倒的でないと認識されませんからね。

編集部:それで「圧倒的に」なんですね!

時差のある働き方

編集部:少し話が変わりますが、普段はどんな働き方をされてるんですか?

中村さん:最近だと家族がこっちに引っ越して来たので、朝は子供を学校に送って、オフィスに着くのは9時過ぎですかね。

そこから、日によっても違いますが、お客さんのところに行ったり、パートナーと仕事をしたりで15時くらいまではシリコンバレー側の仕事をするようにしています。

編集部:夜は何かあるんですか?

中村さん:16時くらいになると日本が朝になるので、そこからは日本側とのコミュニケーションですね。

編集部:たしかに時差が16時間くらいあるから、シリコンバレーの16時が日本の翌朝8時とかですもんね。じゃあ、そこでこちらの近況を報告している感じですか?

中村さん:そうですね。毎回十分にコミュニケーションが取れているわけではないんですが、社内のプロジェクトの関係者は日本にいるので、さっき言ったオフィス・ホテル・工場の現場を直接見れるのは自分だけなんですよ。

だから、さっき言ったみたいにそれをメールやSlackで送ろうと電話で伝えようと100%は伝わらないので、そこは苦労しながらやってますね。

編集部:夜は何時くらいに帰るんですか?

中村さん:20時には家に帰ってご飯を食べて、そのあとも仕事をしますが、、、疲れ果ててる事があったりしますね。

編集部:家族もちょうど移って来ましたもんね。

中村さん:あと、シリコンバレーの社外の仲間との打合せ等は22時過ぎとかですね。24時にオフィスに来てもらって、そこから打合せする事もあります。

ワークライフバランスとは?

編集部:こっちだとワークライフバランスがしっかりしていて、その健康的な生活がアウトプットの質も高めているという話も聞くんですが、それについてはどう思いますか?

中村さん:僕はそのワークライフバランスという言葉がよく分からなくて…

編集部:概念として?

中村さん:なんと言うか、フィジカルなバランスが崩れたり、睡眠時間が足りなくて倒れるとかはまずいですが、例えば「今は止まりたくありません」みたいな時ってあるじゃないですか?

編集部:ありますね。

中村さん:そういう時は、別に無理に止めなくていいんじゃないかなとは思いますけどね。だから、そこは別にメンタルのストレスとか、フィジカルの疲れとか、自分でコンディションを調整すれば良いんじゃないかとは思います。

編集部:フレキシブルに本人のモチベーションに合わせてということですね。

中村さん:おそらくワークライフバランスって時間のことを言ってると思うんですが、自分の場合は時間もそうだけど、それよりもメンタルコンディションというか、健康的にモチベーションを保って働けるかの方がアウトプットを高める上では大事だと思いますね。

あとは、変化が速い業界で世界中のライバルと競争になっている事を考えると、モタモタしていられないという危機感は常に持っています。

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SiliconValleyWorkers編集長。愛媛県松山市出身。2016年、東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻(相田研)修了。工学修士。現在はシリコンバレーのIT企業で仕事中。座右の銘:「現状維持は衰退のもと」

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