みなさんこんにちは、Kei Okadaです。
留学に興味がある、シリコンバレーでバリバリに働きたい!. . . でも留学費用も高いし、自分の実力にもまだ自信がない. . . と、今回はそんな人に朗報なコスパ最強の学校についてご紹介したいと思います!
そもそもシリコンバレーとは?
Mountain ViewにあるGoogleキャンパス
シリコンバレーと言えば、言わずとも知れたIT最先端の街。AppleやGoogleが生まれたイノベーションの聖地であり、能力次第では学部新卒にも関わらず年収3000万円で雇われることもあります。
また、失敗を恐れない or 失敗からの学びが美とされる文化が根付いており、チャレンジ精神旺盛で優秀な人が世界中から集まります。そして、彼らを支える投資家たちも集まっています。まさにエコシステムとして好循環が存在するわけです。そのため、自分の実力を試したい人や世界のビジネスを肌で感じたいという人には最適の場所だと言えます。
シリコンバレーで働くには
日本で生まれ育った人がシリコンバレーで働くには、以下の条件が必要だと感じます。
- ビジネスレベルの英語力
- 学部以上の学歴とビザ
- 高度なハードスキル
ただ英語が話せるだけではダメで、プログラミングやアカウンティングといった高度なスキル、合法的に働くためのビザ、自らアクションを起こしたという経験や実績なども必要です。そして、これらの条件を満たすためにはやはりアメリカの大学に留学することが一番の近道だと言えます。
気になる留学費用とは
カリフォルニア大学バークレー校
しかし立ちはだかるのは留学の費用。シリコンバレー周辺にある大学の授業料、滞在費、食費などを含めた年間留学費用は以下の通りです。($1=106円換算, Out-of-State扱い)
大学名 (参照リンク付) | 年間留学費 | 日本円換算 |
Stanford Univ. | $71,587 | 約760万円 |
UC Berkeley | $67,016 | 約720万円 |
Univ. of San Francisco | $62,896 | 約670万円 |
San Francisco State Univ. | $38,599 | 約410万円 |
San Jose State Univ. | $38,199 | 約400万円 |
※専攻や授業数、住む場所、暮らし方により費用は変わります。
シリコンバレー周辺には20以上の大学がある (画像をクリック)
スタンフォード大学やUCバークレーといった有名大学になると、留学費用が年間700万円ほどかかります。これが4年間、、、つまり卒業までに2800万円ほどかかるということです。これを将来への投資と捉えるのか、庶民には無理だと諦めるのか。
もちろん、奨学金なども豊富に存在しており、コミュニティカレッジを経由してスタンフォード大学やUCバークレーに編入するという道もあるため、その障壁は想像よりも低いかもしれません。
しかし、競争率はかなり高く、編入に関してはGPAが4.0/4.0でも落ちるという話を聞きますし、依然として編入後の授業料に苦しむという話も耳にします。
新たな選択肢:BYU
BYU | Brigham Young University
そこで、今回紹介したいのが、僕が通うアメリカはユタ州にある『ブリガムヤング大学 (通称:BYU) 』です。
BYUの年間留学費用はなんと$24,456 (約260万円)。しかも、Forbesの「Top 50 Best Value College」全米第2位、留学生にとって価値のある大学ランキング全米No.1にも選ばれているんです。
Forbes: Top 50 Best Value College
USA Today: The 10 best value U.S. colleges for international students
つまり、スタンフォード大学やUCバークレーの1/3ほどの費用で、これほど評価されている大学に留学できるんです。また、これだけ学費が安いにも関わらず返済不要の奨学金も豊富なため、かなり格安でアメリカに留学することが可能です。
BYUの公式HPによると、BYUのComputer Scienceを卒業した人の平均年収は800万円以上にもなり、上記の有名大学に通う学生とインターン先や就職先が同じということはよくあります。実際にBYUの卒業生で、MicrosoftやAmazonといったITビッグ5で働く日本人も多くいます。
なぜこんなに安いのか?
それはBYUが営利目的で運営されていないからです。
大学の目的が「世界中の人に質の高い教育を提供し、確かな人格を築かせ、それぞれの場所でリーダーシップを持って活躍できる人材を輩出すること」であり、お金のない人にも、そのような恩恵が行き渡るようになっています。
そのため、大学の運営資金のほとんどは、末日聖徒イエスキリスト教会の人からの献金で賄われています。
BYUとシリコンバレー
最後にBYUに行くことで得られる具体的なメリットについてもお話します。
BYU周辺は非常にITが盛んで第2のシリコンバレーと言われるほど、スタートアップが多いです。特にクラウド系のスタートアップが多いため、そこからシリコンバレーに進出していく方も少なくありません。
また、シリコンバレーに本社を置くGoogleやAdobe、FacebookなどにBYUから就職していく方も多いため、実際にOB、OGがBYUに訪れて、会社説明会やリクルートをしていく機会も多数あります。ですので、学校を通して卒業生との接点が多く持てることは、就職活動のみならず、その後のビジネスにおいても強力なリソースとなります。
おわりに
いかがでしたか?
どんなに熱意があっても、費用の高さから留学を諦めていた人もいるはず。お金の問題がなくなった今、ぜひ夢だったシリコンバレーまでの切符を掴み、挑戦してみてください!少しでもこの情報がお役に立てたなら幸いです。
▼BYU留学が気になった方はこちら
- BYU留学サポートサービス
- BYUブログ
- #ちか友留学生活 | 留学アシスタント
寄稿者プロフィール
岡田 圭
(Kei Okada)
滋賀県大津市出身。22歳まで日本で育った純日本人。2011年、立命館大学スポーツ健康科学学部に入学。2012年に2年間休学し、東北大震災のボランティア活動に従事。その後、立命館大学を中退し、アメリカのユタ州にあるブリガムヤング大学へ正規留学。Information Systemsを専攻。2017年に経済・金融情報などを配信する米国大手総合情報サービス会社「Bloomberg L.P.」で2カ月間インターン。ITをこよなく愛し、2019年に日本マイクロソフトへ入社予定。
(文: Kei Okada, 編集: 中屋敷量貴)
SiliconValleyWorkers 編集部です。シリコンバレーやサンフランシスコで働く日本人を取材して、キャリア観や価値観、シリコンバレーに来た経緯などを発信していきます。寄稿や運営に興味がある方は、Facebook、Twitter、Slackよりご連絡下さい!
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