こんにちは。
SiliconValleyWorkers 編集部の中屋敷です。
シリコンバレーに来て早3年が経とうとしていますが、先日noteの記事にも書かせていただいたように数ヶ月ほど前からこちらで起業し、相方と二人で日々奮闘しています。
そんな中、人との出会いにも恵まれ、連続起業家として有名な小林キヨさんに出会い、現在では僕らのメンターになっていただいています。
今回はキヨさんがご自身のブログでまとめている「San Franciscoでスタートアップする方法」のこちらへの掲載許可をいただきましたので、紹介させていただければと思います!
(*以下、「終わりに」まではキヨさんのブログの抜粋となります。)
▼本記事の内容
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• San Franciscoをすすめる理由
• 20代で英語が苦手な人へ
• スタートアップのノウハウ
• 終わりに
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小林 清剛 (Kiyo Kobayashi)
Co-founder & CEO at Chomp
連続起業家。2009年にスマホ広告事業ノボットを設立し、2011年にKDDIグループの子会社に十数億円で売却。2013年にシリコンバレーに拠点を移し、現在は「Chomp」という外食の体験を親しい友人間でシェアするモバイルアプリを運営。2015年よりTokyo Founders Fundのパートナーとして米国を中心に企業への投資も行なっており、ベイエリアで挑戦する日本人若手起業家のメンタリングも行っている。
San Franciscoをすすめる理由
なぜ、SFなのか?
将来米国でスタートアップをしたいのであれば、できるだけ早くSFに来た方が良い。なぜならば、ここは世界にプロダクトを提供するには最高の場所だから。
- ベイエリアには世界中から優秀なスタートアップが集まっている。その中でもSFは特別な場所で、最近はベイエリアの他の場所から、多くのスタートアップがSFに拠点を移してきている。
/ - 日本での経験やネットワークはSFではあまり役に立たない。だから、将来SFでスタートアップするときには、ほぼゼロからやり直しになる。資金は多少役に立つけど、結局は投資家から資金調達をしないと勝負にならない。
初めてのSFで必要なもの:
- プロトタイプでもいいので、プロダクトが見せれるものがあるといい。
- そのプロトタイプが無い場合は、プロダクトのモックでもいい。
- そのモックもない場合は、自分と会う人たちに何か特別な価値を提供できるといい。
(例: 投資家の紹介 etc.) - 上の補足として、多くの場合、日本は市場として強い関心を持たれないことを前提にしたほうがいい。
- 上の何も用意できない場合、SFでは関心は持たれにくい。
初めてのSFの滞在期間:
- 初めてSFに来るのであれば、まず旅行ビザで1-3ヶ月間滞在してみるのがいい。
- その期間、できるだけ多くの人に会って、できるだけ多くの(プロダクトに関する)フィードバックを得ること。
- 最初は分からないことが多いし、良い人/会社の判断もできないけど、数を重ねることで判断基準ができてくる。
- よく1-2週間だけ泊まりに来る人が多いが、しっかりと理解するためには最低1ヶ月間はいたほうがいい。
20代で英語が苦手な人へ
今まで何人か20代で英語が苦手な人たちが、SFでゼロからスタートアップをするのを身近に見てきたのと、自分が31歳でSFに移住したときに英語があまり話せなかった経験から、20代で英語が苦手な人がSFでスタートアップをする方法をまとめてみた。
- まずSFに3ヶ月間滞在して、本当にSFで起業したいのか判断する。
/ - SFで語学留学をする金をなんとか集める。
(家族や親戚から借金するでも何でもOK)
/ - SFに語学留学をする。
(学費は最低で4〜6万円/月)
/ - シェアハウスに住むなどして徹底的に生活費を抑える。(家賃含め10万円以下)
/ - 共同創業者を見つけて事業をつくる。
(午前中、学校に通いながら)
/ - 日本/米国の投資家から資金調達をする。
(E2申請のために最低$200K/2200万円)
/ - E2ビザを申請する。
(申請通過まで半年くらい)
/ - ビザを取得。ここがスタート地点。
/
もしかしたら、もっとスマートなやり方があるかもしれない。例えば、米国のMBAに行って、卒業後1年間のOPTビザで起業準備をするのも良いかもしれない。でも、将来SFで創業をしたいと思うのなら、できるだけ若いときに来て、ここで挑戦&失敗経験を積み重ねて起業家として成長していくことが凄く価値がある。
スタートアップのノウハウ
私がニュースやブログ等を読みながらメモをしたスタートアップに関するノウハウです。米国でスタートアップをするのに参考になる内容が中心です。自分用のメモで曖昧な内容や間違い等があるので、正確な内容は出典元をご確認ください。
私が日本語と英語のニュースやブログ等を読みながらメモしたスタートアップのノウハウを共有します。現時点で540個くらいで、今後も不定期で更新していきます。自分用のメモで曖昧な内容や間違い等があるので、正確な内容は出典元をご確認くださいhttps://t.co/E6KzXJuw2t
— Kiyo Kobayashi (@kiyokb) January 21, 2019
(*キヨさんのこれまで蓄積したノウハウが500以上の項目にまとめられています。)
終わりに
この他にもキヨさんのブログには、「ビザと移民弁護士」や「おすすめのエッセイ」なども記載されていますので、もしサンフランシスコで挑戦しようと考えている方がいれば、ぜひ参考にしていただければと思います。
キヨさんのことをもっと知りたい方は、こちらの記事もご参考までにどうぞ!
- サンフランシスコで起業する「再現性」をつくりたい – 小林清剛が歩む、起業家「第二の人生」 | Forbes JAPAN
- 第3回シリコンバレーで新たな挑戦をし続ける起業家|moovoo
- 失敗伝えるシリコンバレーの兄貴 – 日米起業の懸け橋に | 朝日新聞デジタル
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