【担当範囲は日本全土くらい!?】米国パソナで営業として働く野入賢吾さん

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今後も人に関わる仕事をしたい

編集部:今後のキャリアとしては、今のような営業やHRの部分を極めて行きたいと思っているんですか、それとも自分自身でビジネスをしたいとか幅を広げていきたいと思っているんですか?

けんごさん:長期的には後者ですね。やっぱり自分で何かをやっていきたいという野望はあります。

編集部:それは人に関わることですか?

けんごさん:そうですね。それを探すためにパソナに入ったというのもあるんです。でも3年経って思ったのは、営業というポジションもそうだけど、やっぱり自分は人と関わることが好きなのかなと思います。これは大学時代の経験もあると思うんですが、人と人を繋ぐこともすごく好きなので、そういうので何かできたら良いなと思います。

編集部:人との繋がりって大事ですもんね。

けんごさん:あと、米国パソナの社長が新しいものをどんどん取り入れていこうという感じなので、パソナの営業っていうポジションを利用して、こっちのスタートアップと何かしらの形でコラボして、新しいバリューを発揮できたら良いなと思いますね。

「ググる前に聞く」から「聞く前にググる」へ

編集部:今後のキャリアを考えた時に、ロールモデルにしてる人っていますか?

けんごさん:僕はあまりこの人って絞ってなくて…

編集部:じゃあ、どっちかというと特定の誰かというよりも色んな人から吸収する感じですか?

けんごさん:そうですね。人って誰でも絶対良いところがあるじゃないですか。なのでこの人のここが好きだなってなればその人に話を聞きますし、吸収できるところは吸収していこうと思いますね。実は昨日もグアムで不動産投資やビジネスをやってるInstagram経由で知り合った友達の友達が、今度パリで新しいことをやると言ってたので、それを電話で教えてもらってました。

編集部:なんですかその繋がり(笑) じゃあ情報のインプットは人からが多いんですね。本を読んだりネットで調べたりはしないんですか?

けんごさん:僕、本当に本を読まなくて、たぶん1年に1冊読むか読まないかくらいですね。っていうのも、何か分からないことがあったらすぐ人に聞いちゃうんですよ。でも社会人3年目になって、色んなメンターから「まずは自分で調べるのが大事だし、何よりお前は勉強が必要だ。むしろここまで来れたのが奇跡だ。」って言われるんです(笑) なので、最近はかなり本を読むように心がけてます。

編集部:じゃあググる前に聞くから聞く前にググるになったんですね(笑)

けんごさん:そうですね。あと自分が興味のないことでも、本を読んで頭に入れておけば人と話してる時にこのことかっていうのがあるので、最近はそれがすごく楽しいです。

編集部:最近読んで面白かった本ってありますか?

けんごさん:最近はビットコインにすごくハマってて、ホリエモンのブログにある「ビットコインをやるならこの本を読むべき」っていうのに取り上げられてた「暗号解読」という本が面白かったですね。暗号の歴史の話なんですけど、暗号がどうやって生まれたのかを知った上でブロックチェーンを勉強すると面白みが全然違うんです。

編集部:じゃあそういう背景知識があると、人から話を聞いた時にも吸収できる幅が広がると。

けんごさん:そうですね。なのでもっと本は読みたいです。

明るく元気にネットワーキング

編集部:けんごさんってネットワークが広いイメージがあるんですが、それはイベントを通して広がったんですか?

けんごさん:そうですね。僕は1月からこのエリアにいるんですが、最初の頃は毎日何かしらのイベントに顔を出してましたね。やっぱりその当時は人に会わないと何も分からないと思っていたので。なので、日系のイベントやローカルのイベントで色んな人に会って、その人からの紹介も使ってネットワークを広げました。

編集部:ネットワークのやり方は日本とこちらで何か違ったりするんですか?

けんごさん:日系のイベントは日本人だけなのであまり変わらないんですが、ローカルのネットワークイベントだと、胸元とかに色を貼って、何を求めて参加しているのかを見えるようにしておくんですよ。例えば、新しいオポチュニティを探してる人は紫、人事関係だったら黄色、投資関係だったら白とか。そうすると何百人といる中で色を見てどの人に話すかを決められるんです。よく話しかけちゃって、この人全く興味ないけどだらだら話しちゃうってことあるじゃないですか、それをなくすのが目的らしいです。特にNetwork After Workっていうイベントがオススメです。

編集部:たしかにお互い探り探りだと時間もかかりますもんね。話す時に自分を印象付ける工夫とかってしてるんですか?

けんごさん:やっぱり好印象を与えるのが大事かなと思っていて、そのためにも笑顔や握手、話の内容とかには気を付けてます。まあ僕は計算して振舞ったりができないので、基本的には元気に明るく素でいってます。

編集部:たしかに僕らが初めてけんごさんに会った時って20代社会人の会のイベントだったんですが、めっちゃ見るからに営業の人いるなって思ってて、雰囲気とかオーラがすごかったのを今でも覚えてます(笑) その時は全然話してなかったけど、その後、たまたまらーめん屋で再会して、あの人見たことあるってなりましたもん(笑)

Comfort Zoneから抜け出せ!

編集部:最後に、何かに挑戦したいけどなかなかその一歩が踏み出せない人たちにメッセージをもらえませんか。

けんごさん:これは僕がアメリカに来てからずっと自分に言い聞かしてることなんですが、「get out of your comfort zone」っていう言葉があるんです。やっぱり人間って何か新しいことに挑戦するってなると自然とリスク回避の本能が働くじゃないですか。こうしたらこういう悪いことが起こるんじゃないかっていう。でもその先に行かないと絶対に見えないものってあるんですよ。だからとにかくcomfort zoneからどんどん抜け出して行って欲しいなと思います。

編集部:留学はその一歩だと?

けんごさん:そうですね。特に留学は日本人がやる「get out of your comfort zone」の第一歩かなと思います。まずは日本っていう自分が生まれ育ったところから抜け出して、全く知らない海外に行くと。次に海外に行って大学に行くと、そこがまたcomfort zoneになるんですよ。そこで、僕の場合はフラタニティという新たな環境に飛び込んだんです。もちろんそれは僕にとって勇気のいる決断ではあったんですが、そうやってどんどん新たな環境に飛び込むことが、自分の成長にも繋がるのかなと思うんです。

編集部:たしかに、そうすると新しい景色も見れて、新しい経験も詰めて面白いですよね。

けんごさん:もちろん最初の一歩ってめちゃくちゃ怖いですけど、そこはもう勢いで行くしかないですね。

編集部:まあけんごさんの場合は面白いですよね。最初はめちゃくちゃcomfort zoneの日本にずっと留まるっていうところでしたもんね(笑) それがいざこっちに出てみたら、もう強制的に出る習慣が付いたっていう(笑)

けんごさん:まあそこは親に感謝ですね。無理やりこっちに連れて来てくれて。

編集部:これで親が日本に帰ってこいって言ってるのも面白いですけどね(笑)

けんごさん:なので、何か決断をする時には「それはcomfort zoneに留まる決断なのか、抜け出す決断なのか」っていうのは常に意識して行きたいですね。

編集部:けんごさん本日はどうもありがとうございました。

まとめ

今回は米国パソナのサンフランシスコ拠点で営業として働くけんごさんにインタビューしましたが、エンジニアとは異なる営業視点での日系企業の米国進出における悩みや躓きについてお話を伺うことができました。実際にアメリカの現地で頑張っている日系企業の方々をそばで見ているけんごさんだからこそ気付けたお話も多いように思いました。

大学時代のフラタニティでの経験や親の帰国要請を無視して勝手にアメリカで働き出したエピソードなど数多くの面白い話を持つけんごさんですが、小さなことは気にしないという姿や明るくハキハキとお話される姿には毎度不思議と元気をもらってます。これが真の営業なんですかね(笑) これからはけんごさんを見習って僕も「get out of my comfort zone」を意識して行きたいと思います!

▼けんごさんが気になった方はこちらも合わせてどうぞ
Kengo in San Francisco のお話 (けんごさんのアメブロ)
インタビュー長編 (Youtube)

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