LANCÔME 元CEOが語る日本コスメの魅力

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この記事の所要時間: 243
*この記事は高橋クロエさんからの寄稿です。

今日はアメリカに住む日本人として、アメリカやヨーロッパの人が日本のコスメに対してどんな印象を持っているかを考えたいと思います。

世界最大化粧会社 元CEOが語る日本コスメの魅力

先週の水曜市内で、あるフランス人女性投資家の方から会社のメンタリングを受けてきました。その方はなんと、世界最大の化粧会社 L’Oréalの最高マーケティング執行役員とさらにそのグループ会社であるLANCÔMEのCEOを兼任された方で(以降をOdileさん)、現在はシリコンバレーに拠点を移し投資家として美容系スタートアップ業界のサポート役に回られています。

きっかけは突然彼女が私の会社をSNSで見つけてコンタクトしてくれたことでした。しかもはじまりが親切なことに、「あなたのサイトのリンクが切れてるわよ!」というメッセージでした。「面白いことしてるならちょっとコーヒーしましょ。」とお茶に呼ばれ、彼女が運営するシリコンバレー最大の美容テックコミュニティに招待してくれました。

こんな偉い人がわざわざサービスのエラー報告をしてくれて、みっちり1時間メンタリングをしてくれるなんて信じ難い話ですが、これが死ぬほど物価の高いシリコンバレーにいることのご褒美と改めて実感です。

世界最高峰のブランド ロレアル社でパリ・NY・東京・ソウルを統括し、あらゆる国の女性の美意識に触れてきたOdileと一番盛り上がった話題はやはり、韓国コスメの盛り上がりと、私が目指す日本コスメカルチャーづくりについてでした。
今回はその時Odileと話した内容から得た、私なりの気づきと日本コスメの位置付けについて、3つのポイントに分けてお伝えしたいと思います。

[1] 欧米での韓国コスメのトレンドは2018年も続く

[2] 日本コスメの印象は?

[3] ストーリーテリングの重要性

[1] 欧米での韓国コスメのトレンドは今年も続く

2016年度の韓国コスメのアメリカ市場での売り上げは267億円〜317億円と計算されています。一方の日本コスメの売り上げは100億円と想定。

招待されたサンフランシスコの美容テックイベントに、当日パネリストとして登場したSephoraのCreative Directorは、美容業界における韓国コスメのブームは今年も引き続き勢いを増すと予想しています。

それでは実際に、韓国コスメは欧米の人にどんな印象を与えているのでしょうか。

・Fun (楽しい)

・Good quality (品質が良い)

・Friendl (親しみやすい)

・Accessible (近づきやすい、手に届きやすい)

Cosme Huntで韓国コスメに関するユーザーヒアリングを行ったところ上記のようなワードが多く目立ちました。

前回ブログでもコメントしたのが日本人口の半分以下である韓国人口の少なさと、海外戦略の必然性です。韓国企業はグローバルに受け入れらえるよう、英字のパッケージや説明文をデフォルトで用意したり、Youtubeなどでチュートリアルを発信しているため、欧米の人からはとても外向的で、明るく、楽しく、近づきやすい印象を与えています。

[2] 日本コスメの印象

一方で、欧米での日本コスメの印象はどのようなものなのか、Odileに聞いてみました。

・Sophisticated (洗練されている)

・High quality (品質が高い)

・Wabi Sabi (日本独特の美意識)

・Introvert/exclusive (内向的/内輪的)

・Alienation (疎外感がある)

欧米の人が日本コスメを連想した時に出てくるワードなんだそうです。

洗練され品質が高く、最高峰を追求する一方で、ちょっぴり近寄り難い。メーカーの意識は日本国内に向いており、若干内輪的で、時には外の人から見ると疎外感を感じてしまう、それがつまらない。とうイメージを持たせていると仰られていました。

もちろんこれは欧米に住む人全員の意見ではなく、彼女の持つひとつの意見です。私も半分納得しつつ、半分は納得できず。。、品質と値段が高いのは一部のラインであり、最近では韓国製品以上に安価で楽しい商品やプチプラブランドがたくさん出ていることを伝えました。

[3] 足りないのはストーリーテリングと主張する意思

2017年度、アメリカのビューティーマガジンAllureで韓国コスメについて書かれた記事は全部で90記事ありました。一方で日本コスメに関する記事は全部で4記事でした。他媒体も含めて更に細かく分析中てす。(会社のメンバーに手伝ってもらいカウントしています。)

欧米における韓国コスメと日本コスメの人気の決定的な違いは、メーカー側の主張する意識の違いのように感じました。

またアメリカのユーザーに日本製品のサンプル使用後のアンケート調査を行ったところわかったことは、欧米の人からすると、日本のコスメでも、韓国のコスメでも

はっきり言ってどっちでもいいし、あまり違いがわからない。

さすがに、中国製品となるとまだ信頼性に欠けるようですが、日本製品も韓国製品も彼らにとって大した違いはなく、アテンションを引くか引かないか、自分達に向けて売られているものかそうでないかが重要ということでした。

「日本メーカーは、私たちに積極的にアピールしていないのかもしれないわ。」ただそれだけのイメージで、別になにか悪いイメージがあるというわけではないんです。

noteを読んでくださった方は、「なんだ、そんなものか。」と思われたでしょうか。「わかってはいるが、実際が大変。」と言われるでしょうか?

同じアジア圏代表として、今年の韓国と日本コスメの動きがますます気になりますね!

以上、3ヶ月ぶり日本帰国直前の更新でした♪ このnoteレポートも、数値やグラフを増やして見やすくしたり、少しずつ要領を掴んでいきたいですね!

ご質問、お問い合わせ等はお気軽に、
chloe@cosmehunt.com までご連絡ください!

▼Cosme HuntのHPはこちら
https://cosmehunt.com/

▼クロエさんのインタビュー記事はこちら
【日本のコスメを世界に!】Cosme Huntを運営する女性起業家の高橋クロエさん | SiliconValleyWorkers

寄稿者情報

 高橋 クロエ
(たかはし・くろえ)
サイバーエージェント子会社、国内スタートアップで営業を経験後にカナダとアメリカに渡る。Y Combinator生が創業したプログラミングブートキャンプを日本人初の生徒として卒業。UI/UXデザイナーとして独立し、日系企業の海外進出をコンサル・デザイン事業を行う。4年におよぶ北米生活の中で、アジア人に適したコスメやスキンケアへのアクセスの不便さを課題に感じ、昨年からは日本化粧品のサブスクリプションサービス「Cosme Hunt」をサンフランシスコにて展開中。

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