ホリプロ元マネージャーが語る、芸能界時代とシリコンバレーの共通点

この記事をシェア!

この記事の所要時間: 1414

日本のエンタメ文化をアメリカで着火させよう (流行らせよう) とする男がいる。『NEW PEOPLE』で日米の架け橋を務める吉田猛さんだ。

今でこそ有名なリアル脱出ゲームをシリコンバレーに流行らせたのに一躍買ったのも彼である。過去には、ホリプロで藤原竜也や内田朝陽、高畑充希のマネージャーを務め、アフリカのガーナでJICAの職員、アメリカの日本総領事館で外交官も務めた。

そんなツッコミどころ満載の男が感じた「ホリプロ時代とシリコンバレーの意外な共通点」とは何か?今日は、エンタメをこよなく愛す男の「過去と現在」に迫る!

▼本記事の内容 [全7ページ]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[#1] 日米を繋ぐ「着火マン吉田」
[#2] 脱出ゲームは広告媒体の1つ?
[#3] 日本文化はポテンシャルしかない!
[#4] ホリプロ時代とシリコンバレーの共通点
[#5] 英語に苦労したバーミンガム大学院
[#6] 盗作を恐れ、ガーナへ

[#7] 今後も着火マンであり続けたい
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

動画はこちら / Podcastはこちら

吉田 猛 (Takeshi Yoshida):
2004年、明治大学経済学部卒業。大学時代からホリプロで仕事をはじめ、藤原竜也等のマネジメントを担当。2008年、イギリスのバーミンガム大学で国際関係の修士号を取得し、JICA職員としてガーナへ。その後、霞ヶ関の外務省、アメリカのシカゴ総領事館への勤務などを経て、2012年よりサンフランシスコにある「NEW PEOPLE」でイベントプランニングなどを行なっている。

日米を繋ぐ「着火マン吉田」

NEW PEOPLE』はヒト・モノ・コトの「日本→アメリカ」
or「アメリカ→日本」展開を幅広くサポートしている。

編集部:今はどんなことをされてるんですか?

吉田さん:イベントプランニングが多いですが、基本的には「日本→アメリカ」で、面白いクールなサービス、コンテンツ、人などをこっちに持ってきて着火させる (流行らせる) アクションをしてますね。

その着火方法として、たまたまイベントが多くなっていますが、それ以外にも色んなものを企業の方々と一緒にプロデュースしたりしてます。なので、ライブ制作や映画ロケもありますし、こんな食べ物どうでしょうみたいなのもあります。

編集部:じゃあ、何かやりたいという人の想いを形にするのが仕事なんですね。

吉田さん:そうですね。ただ、形にすると一言で言っても、「アメリカに攻めたいんですが、どうすれば良いですか?」という方もいれば、「アメリカのサンフランシスコで、何月何日にこれをしたいんですが、どうでしょう?」という方もいて、これはもう全然違う話なんです。

前者なら「それは何で攻めましょう?アメリカのどこに攻めましょう?」となりますし、後者なら「その時期はあまり良くないなので、この時期の方がいいですね」とか「このイベントとコラボしてみたらこういうことが生まれるんじゃないんですか?」という提案をしたりします。

編集部:そこは現地のことを知っている吉田さんが、時期やパートナーも提案できると。実際、今までにどんなものをお手伝いしたんですか?

脱出ゲーム: ポケモン以来の大ヒット

吉田さん:例えば、イベントでいうとリアル脱出ゲームですかね。あれも着火のお手伝いをしたコンテンツです。京都の会社なんですが、そこから今のリアル脱出ゲームの米国社長が一人でやってきて、今後どうしようかということでサポートしました。

今はもう大成功して、彼ら自身が弊社より大きくなったので、僕らの手助けはそんなに必要ないと思いますが、それでもちょこちょこ一緒にやったりはしてますね。ただ、、、ここ10年でこんなにウケた日本の文化はないと思います。

SCRAP』が運営するリアル脱出ゲームは
シリコンバレーを中心に人気を博している。

編集部:そんなにですか!?

吉田さん:過去にはポケモンがものすごく大ヒットしましたが、今回のリアル脱出ゲームもそれに次ぐくらいのコンテンツですね。正直こんなにシリコンバレーで流行るとは思わなかったです(笑)

編集部:ちなみに、どういった感じの脱出ゲームなんでしょうか?

吉田さん:今だったらこのビルで「パシフィック・リム」というハリウッド映画とのコラボをやっていて、そこでは参加者がパシフィック・リムの世界に放り込まれて、「今こういう状況で、あと1時間以内に脱出しないといけません」というミッションが言い渡されるんです。

参加者はチームを組んで謎を解いて行くんですが、ちゃんと役割を決めて解いていかないと、一人では絶対に解けないようになっているので、そのチームビルディングがテック企業を中心とするシリコンバレーでウケた理由なんだろうなと思ってます。

編集部:たしかに、テック企業だとチームごとにプロジェクトを走らせてるイメージがあるので、みんな得意そうですね!

吉田さん:あとは「エヴァンゲリオン」ともコラボしたり、色んなところとコラボしてますね。ただ、面白いのがそのビジネスモデルで、、、

SiliconValleyWorkers編集長。愛媛県松山市出身。2016年、東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻(相田研)修了。工学修士。現在はSylvatexというサンフランシスコ市内にあるグリーンケミストリー系のスタートアップでインターン中。座右の銘:「現状維持は衰退のもと」

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

スポンサーリンク
Simplicityのレクタングル大