TOEIC305点からの海外MBA。夢だったテレビ局を退職、「当たり前のキャリア観」が壊された80分の授業。

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オープンハウスのCIO(チーフイノベーションオフィサー)として、シリコンバレーで新規事業開発に取り組んでいるのが森井啓允さんだ。

中学生の頃からの夢だったというテレビ局を退職し、TOEIC305点から挑戦した海外MBA。そこでは、当たり前だと思っていたキャリア観を崩された瞬間があった。

ソフトバンク時代には周囲の度肝を抜く行動力でシリコンバレー行きの切符を掴み取ったという森井さん。常に自分の信念を持って突き進んできた男の軌跡に迫る。

▼本記事の内容
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・オープンハウスでされていること
・死ぬほど入りたいと思っていたTBS時代
・海外MBAでの忘れられない授業
・ソフトバンクの孫さんにラップでプレゼン?
・今後のビジョン / メッセージ
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森井啓允 (Hiromitsu Morii):
久留米附設高校を卒業後、早稲田大学の教育学部社会科学専修に入学。新卒でTBSに入社し、報道関連を中心に担当。2011年にTBSを退職し、アメリカで唯一メディア専門のMBAプログラムを持つMetropolitan College of New York(メトロポリタン大学)に入学。卒業後、ソフトバンクに入社し、法人営業や事業開発を担当。現在はオープンハウスのCIOとしてシリコンバレーで新規事業開発を担う。

オープンハウスは成長率No.1

編集部:今はオープンハウスのチーフイノベーションオフィサーとしてシリコンバレーで新規事業開発をされているとのことですが、テーマはやはり不動産なんですか?

森井さん:もちろん不動産はしっかり見ていますが、不動産だけではありません。僕自身には不動産ビジネスのバックグラウンドも無いので、テーマとしては不動産を含むあらゆるビジネスを見ています。極端な話ですが、もしかするとアメリカで流行っているカフェの日本展開をやったりするかもしれない(笑)  それぐらい幅広く見ています。

オープンハウスは東京と名古屋を中心に
不動産の販売を行うホームハウスデベロッパー。

編集部:本当になんでもありなんですね(笑) そういった新規事業に取り組むのは、どんな背景があるんですか?

森井さん:会社がすごく成長しているので新しいことにチャレンジできるというのが大きいです。オープンハウスはオーナー社長が1から作り上げた創設20年目の会社なのですが、実は東京23区内で今一番家を建てていて、日本の不動産会社の中で売上がトップ10に入る規模まで成長してるんです。東証一部上場の売上1000億以上の企業の中で、5年間の平均成長率が唯一平均30%を超えて、断トツ1位なんです。ちなみに2位がソフトバンクでした。

編集部:すごい、そんなに伸びてるんですね!

森井さん:社長がバイタリティと好奇心の溢れる人で、オーナー社長ということもあって、数字にも強く、人心掌握にも長けていてタイプ的にはソフトバンクの孫さんと似た感じです。即断即決で、やると言ったら絶対やるし、自分が一番働くみたいな。

編集部:起業家の鑑みたいな方ですね(笑)

森井さん:それこそ、ソフトバンクは昔はソフトウェア流通の会社で、Amazonは本屋で、DMMはアダルトビデオがコア事業だったのが、世の中の流れを取り入れて変化したからこそ現在のようになったと思うんですよね。
これは僕の解釈ですけど、今のオープンハウスはまさにそういうフェーズで、海外展開や新たな事業領域にチャレンジして、更なる成長の柱を作れるのではないかと。
不動産のビジネスは家を建てたり、物件を仲介するところで終わりになりがちですが、その先にお客さんの暮らしがあるわけで、そういった生活を豊かにできるような可能性を模索しています。

編集部:それが森井さんのやりたいことにも合致しているわけですね。

森井さん:僕はわりと企画屋の体質で、どんどん新しいことをやりたいという感じなので、これまでに培った経験やスキルを最大限に活かしてチャレンジできると思いオープンハウスにジョインしました。

森井さんがいるコワーキングスペース「Hero City

毎月10個の事業提案?

編集部:新しい事業を探す時はどういった軸で見ているんですか?

森井さん:いろんな業界やテーマがあると思うんですけど、自分の関心がある領域を1つずつ掘り下げていくやり方をしてます。シリコンバレーって浅く広くやってると、全ての企業や技術が宝物みたいに見えちゃうじゃないですか(笑)?

編集部:めっちゃわかります(笑) この会社やばいとか、この人すごいみたいな(笑)

森井さん:でも、何がすごいのか、どこが新しいのかが分からないと本当の意味では評価はできないですよね。
なので、例えばヘルスケア領域を掘り下げる場合には、医療制度や法律の日米での違いなどを調べて、その後にスタートアップのサービスを実際に使ってみるようにしてます。そうすると、このサービスはここをカスタマイズしたら日本にもめっちゃ合うじゃんみたいなことがわかるようになってくるんですよ。

編集部:表面的な情報を追うのではなく、本質を自分で深掘りするのが大事なんですね。

森井さん:1回それをやっておくと、後から別の領域を調べている時にたまたま関連するものが出てきた時でも、良し悪しをすぐ判断できるので役に立つんですよね。

編集部:なるほど。ちなみに今はどのくらいのペースで事業立案をしてるんですか?

森井さん:「1人日経トレンディ」とか「1人 Y Combinator」みたいになりたいと思っていて、何らかの事業企画やトレンドの深堀を月に10個は提案するようにしてます。

Y Combinatorはスタートアップ企業を中心に
投資を行う超有名ベンチャーキャピタル。

編集部:月に10個!? それはヤバいですね(笑)

森井さん:前職では隔週でレポートを配信して月に3個くらい提案していたので、それより頑張らねばということで、良い経験をさせてもらってると思います(笑)

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1990年6月8日生まれ。埼玉県川口市出身。
2013年、一橋大学商学部経営学科卒業。株式会社SpeeeにてSEOやWebマーケティングのコンサルティング等に3年半従事したのち、イノベーションの最先端であるシリコンバレーでチャレンジしたいと考えて渡米。現在は、UC Berkeley Extensionにて経営とプロジェクトマネジメントを専攻。
座右の銘は「やらぬ後悔よりやった後悔」。

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