世界最先端のコンビニ Amazon Goについて丸わかり!公開初日レポート!

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この記事の所要時間: 36
*この記事はBig Picからの寄稿です。

「レジもなければ、財布もいらない。必要なのはアプリと顔だけ。」そんな時代の最先端をゆくAmazon Goに行ってきました!!!

Amazon Goとは?

「レジなしコンビニ」として2016年12月、シアトルのアマゾン本社内に誕生し、社員のみに利用を制限して改良を重ねてきました。そして2018年1月22日、満を持して一般公開日を迎えました!商品は食料品がメインで、お酒や日用品も置いています。

いざ、潜入!

入店するその前に…唯一必要なのが、スマホ内アプリでのアカウント登録 (無料) です。

Amazon Goのアプリ

アプリの役割は主に3つ!

「入店時のコード」「商品の情報表示」「レシート管理」です!

登録が完了したら、早速Amazon Goを体験していきます!潜入時はオープン初日のお昼過ぎで、お店の外に列ができていました。

「No lines, no checkout! (待ち時間ゼロ、会計手続きゼロ!)」がコンセプトのAmazon goですが、さすがに大盛況。「待つんかーい!」というツッコミを必死に抑えること、たった5分。思ったよりもスムーズでした!

入店の方法はいたってシンプルです!アプリの「入店時のコード」をゲートにかざすだけ!電車の改札にICカードをタッチする感覚です。

Amazon goの入退店ゲート

いよいよ店内へ!欲しいものがあれば、普段は買い物カゴに入れるところですが…Amazon Goにカゴは存在しません!ということで、商品を自分のカバンに直接入れてもよし!手に持って出てもよし!

何故ならば、入店時にあなたの顔を認証し、行動は全て監視されているのです!なので、あなたがカバンに入れたものは全てお見通し。これこそが、レジいらずのAmazon Goの秘密です。

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さて、店舗の広さは、日本のコンビニよりも少し狭いくらいです。

商品はサンドイッチやサラダ、ヨーグルト等が充実しています。他にも豆腐やお米、卵、Amazon Goオリジナルコップ等、小さなスーパーマーケットとも言える品揃えです。

所狭しと並べられた商品

ちなみにお酒コーナーの入り口には店員さんがいて、購入には年齢確認が必要です。

お目当ての商品をGETして、いざ退店します!入店時と異なり、アプリを開く必要さえありません。

会計を済まさず出口に向かっても、誰も止めません。庶民の憧れ「顔パス」が実現してしまうのです。

まるで万引き犯のようでドキドキしていた私の心を見透かすように、出口にはこう書いてあります。「Thank you for shopping. You’re good to go (really)!」(訳:「ご来店ありがとうございます。このまま出て大丈夫ですよ (本当です)!」

しかし、ドキドキもつかの間。お店を出たらすぐ、アプリにレシートが届きます。購入商品、金額はもちろん滞在時間まで教えてくれます。今回私たちが滞在したのは19分でした。

ちなみに店舗の一角には約5席程度のイートインコーナーも用意されています。電子レンジが置いてあるので、買ったものを温めてそこで食べることも可能です!

買い物後にアプリに届くレシート

Amazon Goができること・できないこと

◎2人以上での入店

実は1人の登録アカウントで、複数人の入店が可能です!同行者が通る前に、登録者本人のコード (AZTEC Code) をかざすだけ!同行者の購入物も登録者のアカウントに課金されます。

× 商品の受け渡し

店内にて他人に商品を手渡すことはできません。
棚→人の動きは追跡できても、人→人の追跡は現時点ではできないようです。確かに、人同士の受け渡しはカメラの死角になりやすく、トラブルの元になってしまいそうですね。

・ミスの例

一般公開初日時点ですが、メディアによって不具合が報告されています。(ニュースはこちらから)

袋いっぱいに買い物をしたところ、一つの商品が認識されておらず、レシートに表記されなかったというものです。まだまだ完璧なシステムとは言えないようです。

レジ不要を可能にした技術

店内ではどのように監視されるのでしょうか?

Amazon Goは、カメラだけでなく、マイク、センサーと人工知能 (AI) とを融合させた技術で成り立っています。

天井には沢山のセンサーやカメラが。

まず、入店する際に読み込むコードとその客の姿を一致させ、追跡を始めます。

客が棚から商品を手に取ると、カメラはもちろん、在庫や商品の位置等を認識するセンサーが反応し、その商品を特定します。(客の手や肌の色まで認識するようになっているそうです!)

一度手に取られた商品でも、それが棚に戻されると、誰がどの商品が戻したのかを特定し、キャンセルされます。

商品と共に退店ゲートを抜けると、その客の買い物は終了したと認識され、すぐに決済されます。

ここまで厳重に監視しないとダメなのか?

Amazonは、マーケティングや商品開発に必要なデータを集めることがAmazon Goの狙いの一つなようです。

カメラやマイクなどのさまざまな情報源から、年齢、性別等の基本的なデータだけでなく、その客がなぜその商品を選んだのか、また、なぜ戻してしまったのか、顧客の行動をも分析することが出来るようになりました。

Amazon Goだけではない?最先端を行くコンビニ

完全に無人で機能するコンビニはAmazon Goが初めてかと思いきや・・・

中国では無人コンビニがどんどん発展しているんです。特に大きく成長を見せている企業が「Bingo Box」。

Bingoboxのビデオより

無人コンビニのスタートアップとして2016年8月に一号店をオープンしました。現在は300店舗ほど展開しています。

こちらも、専用のアプリをダウンロードし、決済はアリペイ等のスマホで決済できるシステム。

コンビニと言えば「いらっしゃいませ」の声を思い出す私には、思いもしない発展ぶりです。

日本も負けてません。

ローソンは、2017年12月に、今春に新たな無人レジの実験を行うと発表しました。

ローソンが無人レジ、ICタグ駆使し深夜の人手不足解消へ、2018年春から店舗で実証 | 日経 xTECH

これまた、専用のスマホアプリをインストールした客しか入れず、決済もスマホで済ます仕組みだそうです。

日本のコンビニは荷物受け取りやチケット発券などさまざまな役割を担っている為、完全に無人のコンビニを機能させるのは難しいかもしれませんが、日本においても「次世代店舗」と呼ばれるコンビニが増えていくこと間違いなしです。

「ライバルはコンビニチェーンではなく、アマゾンなどの他業界」

ローソンの白石執行役員はこう述べたそうです。

日本、世界のコンビニの今後の発展がとても楽しみですね。

まとめ

Amazonにしかできないようなさまざまな工夫が凝らされた、Amazon Go第一号店。実店舗のAmazonなんて考えもしませんでした。

同社は2017年6月、全米に展開しオーガニックフードやユニークな食品を取り揃えているスーパーマーケットチェーン「Whole Foods Market」を買収しています。今後の実店舗展開への本気度が伝わってきますね。

この技術がコンビニだけでなくアパレルなど他の分野にも使われるようになれば、更に面白くなることでしょう!

シアトルを訪れた際はぜひ立ち寄ってみてくださいね!

寄稿者情報


Big Picは、シアトル在住の学生が世界の最先端ビジネス情報を学生の目線で発信するメディアです。スタートアップ紹介、インタビュー、地元ビジネスサイトの和訳を中心に活動しています。FacebookTwitter (@BigPic_seattle) にて更新情報をお知らせしています!

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SiliconValleyWorkers 編集部です。シリコンバレーやサンフランシスコで働く日本人を取材して、キャリア観や価値観、シリコンバレーに来た経緯などを発信していきます。寄稿や運営に興味がある方は、Facebook、Twitter、Slackよりご連絡下さい!

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