創業メンバーは超豪華!? – Junifyで働く28歳の若き奇才CTO浜田卓さん

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Indeedは就業中にビールが飲める会社!?

編集部:実際にアメリカの会社に入って違うなと思った部分はありましたか?

たかしさん:やはりアメリカの会社でも階層があるので、自分がエンジニアでその上にプロダクトマネージャーがいると、自分がこうしたいなと思うことがあっても、それがなかなかできないことがありますね。 僕は人の言うことを聞くのは良いんですが、ただそれが自分の中で論理的に納得できるものじゃないとダメなんです。

編集部:やはり、何事も自分の中で納得できるかどうかが大事なんですね。

たかしさん:でも一社目のIndeedの時はぶっちゃけ何も悪いところはなくて、総じてものすごく幸せに働いていました。なので、辞める1,2ヶ月前までは自分がその時に辞めるなんて思ってもいなくて、むしろ5年後10年後もここで働いているんだろうなーなんて思ってました。今でも当時の社員とはすごく仲が良いんですけど、プライベートでも結構遊んでましたね。会社もフリードリンクフリーランチだし、冷蔵庫にはビールもたくさん置いてありましたよ (笑)

編集部:え、仕事中にビールも飲めるんですか!?

たかしさん:飲めますよ (笑) みんな5時くらいになったら冷蔵庫に行って、ビールをぷしゅって開けて飲みながら仕事するんですよ。それで6時くらいには帰る感じですね (笑)

編集部:いわゆるアメリカのイケイケスタートアップって感じですね (笑)

たかしさん:そうですね、アメリカの西海岸のIT企業という感じです。 シリコンバレーの辺りにはそういう会社が多いので、この話をしても驚かないんですが、日本にいる友達とかにこういう話をすると、「え、そんな会社あるの?」って驚かれることが多いです。

編集部:ちょうどこないだ取材でサンフランシスコのコワーキングスペースに行ってきたんですけど、普通にビール置いてあって、「え、ビール持ち込みありなんや!」ってなりました (笑)  日本でそんなことしてたら、炎上どころじゃないですよ (笑)

たかしさん:そうですね (笑) なのでIndeedのことはすごく大好きで、自分が辞める時もすごく良い雰囲気で送り出してくれました。

編集部:Indeedにはどれくらいいたんですか?

たかしさん:正社員でいたのが、1年3ヶ月くらいで、その前に内定者インターンで半年ちょっといたので、トータルで2年弱くらいですね。インターンしてたその当時はまだ日本のオフィスに4人くらいしかいなかったので、すごくフレキシブルでした。ちょうど日本法人の立ち上げの時期で、僕がいた頃に4人から60人くらいに伸びて、今や200人とか300人程度いるみたいです。

編集部:Indeedって社内のやり取りは英語だったんですか?

たかしさん:100%英語でしたね(笑) そもそも日本人が10%くらいしかいなかったので、僕がいた頃は完全に英語でしたね。タイミング的にはリクルートに買われた後だったんですが、なんだかんだ英語で話してました。

なぜリクルートは「Indeed」を買収したのか?最新レポートから見るIndeedの実力と多様化する採用手法 |リクルーティングの世界

編集部:やっぱ100%英語なんですね (笑) どうやって英語を勉強したんですか?

たかしさん:英語は高校生くらいの頃から好きだったので、英語のテキストを音読したり、ポッドキャストをシャドーイングしたりとかはしてましたね。あとは、東大の大学院の頃に研究室が半分以上留学生だったので、研究室の公用語が英語だったんですよね。だから、そこでも多少鍛えられて、あとはやっぱりIndeedでの仕事ですかね。

編集部:じゃあ海外への興味みたいなものは元々あったんですか?

たかしさん:そうですね。むしろ元々あったからIndeedを選んだというのが大きいですね。あと、昔からアメリカの文化が好きで、歌とか映画には興味がありました。なのでエンジニア云々とは別に単純にアメリカで働きたいという夢はありましたね。なので、よく考えて見たら、今って子供の頃の夢が叶ってますね (笑)

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日本とアメリカでのCTOの役割の違いって?

編集部:そういえば、日本とアメリカでCTOとしての価値観とか役割に違いってあるんですか?

たかしさん:僕がやってることは同じですね。そもそも僕らの会社はまだ4,5人しかいないので、違いが出るほどの規模じゃないということもあります。ただ、大きな違いがあるとすると、アメリカのCTOはエースエンジニアの最終形という点ですかね。なので、マネジメントというよりはアーキテクトというか、どういうふうにソフトウェアを作るかを意思決定する側面が強いです。日本だと、最近は徐々に変わってきてますけど、やはりCTOはマネジメントをする人というイメージが強いですね。

編集部:たしかに採用とかマネジメントというか、エンジニアのための組織作りの役割も大きいというイメージはありますね。

たかしさん:そうですね。なのでコード書いたのは何年前かわからないみたいなCTOも日本にはいたりします。アメリカだとそういう組織とか人に関わる部分をやるのは、VP of Engineeringなんですよ。最近だと日本でも認知され始めていて、CTOナイトとか行くとVP of Engineeringの話が出てたりしてますね。でもそこが日本とアメリカのCTOの役割で一番違うところですかね。

編集部:アメリカでエンジニア目線での組織作りが出来てる要因の1つには、エンジニア出身のCEOが多いこともあるんですかね?

たかしさん:それはたしかにありそうですね。ただ、それ以外の違いはまだそういうフェーズの会社でCTOをやったことがないので、よくわからないです。

編集部:日本にいた時はCTOナイトとかCTO同士の繋がりが結構あったと思うんですけど、アメリカに来てから他社のCTOと交流したりはあるんですか?

たかしさん:あんまりないですね。まだそういうイベントにそれほど参加してないので。個人的な友達でCTOやってる人とは会いますけど、全然知らないCTOに会うことはないですね。今はエンジニアを採用するみたいなフェーズでもないし、ネットワーキングというよりはひたすら引きこもって開発してます。

編集部:じゃあ今は、朝から晩までオフィスにいる感じですか?

たかしさん:今は9時頃に会社にいって、18時半とか19時頃には帰るという生活です。他のメンバーがある程度経験積んでる人たちってこともあって、無理して長時間働くよりも効率良く働くという意識が強いですね。今シェアオフィスに入ってて、同じオフィスに全然関係ないアメリカ人がたくさんいるんですけど、彼ら超早く帰るんですよ (笑)

編集部:スタートアップでもそんなに早く帰るもんなんですか?

たかしさん:はい、だって18時とか誰もいないですからね (笑) みんな17時くらいに帰ってるから (笑) アメリカの会社はそういう会社が多いので、自分も早く帰ろうってなりますね。

編集部:すごい疑問なのが、アメリカの会社ってそういう早く帰るってよく聞くんですけど、でも売上とかって日本の会社よりもすごく伸びてたりするじゃないですか。どうやってあんな急成長を維持してるんですかね?

たかしさん:シンプルにマーケットが大きいのはありますね。あとIndeedの時から思ってるのは、業務時間中に無駄なことをしてる人が少ないです。日本の会社だと業務中に喋ってるとか、Facebook見てるみたいなのってあると思うんですけど、アメリカではそういうのが全然ないです。

編集部:メリハリがしっかりしてて、就業時間中は集中してると。

たかしさん:そうそう。僕はどちらかというとそういう働き方が好きですね。今はオフィスがすごく静かで、パソコンのカタカタという音だけ聞こえるみたいな環境です。

卓越した能力を有する者だけが持てるビザ

編集部:今ってビザはどうしてるんですか?

たかしさん:僕はO1ビザで来てます。簡単に言うとH-1B(エンジニアなど専門性が高い職種に与えられるビザ)の上位版みたいなビザですね。

編集部:え?あの、各業界ですごいと認められた人のみが取れるビザですか?

たかしさん:そうですね (笑)

O1-ビザは科学、芸術、教育、ビジネス、またはスポーツの分野で「卓越した能力を有する者」に発給されるビザです。例えば日本の歌手がアメリカでコンサートを開く場合や有名な科学者がアメリカでリサーチに参加する場合、俳優やアニメ作家がハリウッドの映画製作に参加する場合、野球選手が大リーグでプレーする場合などです。[参照: 移民法相談室]

編集部:そのビザは面接とか審査も結構厳しいみたいな話を聞いたことがあるんですけど。。。

たかしさん:厳しかったです。ただ、僕の場合、前の会社で一年間にプロダクトを3つくらい出してて、それがTech Crunchとか色んなメディアに掲載されてたというのと、僕が知っている凄い人たちからの推薦書がもらえたということで、パスすることができました。

編集部:まさに若き奇才エンジニアですね。そういえば、いつプログラミングを始めたんですか?

たかしさん:14歳です。当時は、ゲームが好きだったので、ゲームを作りたかったんですよね。だから任天堂入ってマリオ作りたい!とか思ってました(笑)

編集部:へぇー、すごい! たしかにエンジニア出身の有名な起業家も最初はゲームから入ったみたいなケース多いですよね。

たかしさん:やっぱり、僕らが最初にめちゃくちゃ使うソフトウェアってゲームだと思うんですよね。なので、必然的にこういうの作りたいってみんな思うんじゃないかな。あとゲームは楽しいですからね(笑)  仮にExcelをすごく使ってても、「俺はこれを作りたい!」とはならないじゃないですか?(笑)

編集部:たしかに(笑)  ちなみに言語は何を使ってたんですか?

たかしさん:最初はC言語でしたねー。ただ小学校3,4年生くらいからインターネットでダウンロードしてきたゲームを改造みたいなことはしてましたね(笑)  インターネットはプログラミングを始める前から色々と使ってました。

編集部:僕らがまだ小学校3,4年生の頃って一太郎とか使ってて、ADSLとかで通信回線がピーヒョロヒョロみたいな頃ですよね? (笑)

たかしさん:まさにまさに (笑)

編集部:その頃僕まだグラウンドで野球とかしてました (恥)

たかしさん:あ、でも僕も野球少年でしたよ、小中だけですが。野球は小中でやめて、高校からエンジニアの道に進みました。

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SiliconValleyWorkers編集長。愛媛県松山市出身。2016年、東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻(相田研)修了。工学修士。現在はシリコンバレーのIT企業で仕事中。座右の銘:「現状維持は衰退のもと」

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