【バイオで日米を繋ぐ!】InfiniteBio CEO 二村晶子さんと二村夏彦さん

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起業直後の失敗談

編集部:今振り返って、起業直後にやらかしてしまったってことありますか?

晶子さん:住商のバイオテク子会社の頃に色々とビジネス経験は積んでいたんですけど、起業に関する知識というのはあまりなかったので、今考えると結構失敗してます。もう恥ずかしくて言えないくらいのミスもたくさんしましたよ。やっぱり基本的な知識というのは大事なんだなと再認識しました。それこそビジネススクールで教わるような基本的なミスだったので、それならビジネススクールに2000万円払ってた方が安く済んでましたね (笑) もちろん時間を使って学校に行かないといけないので、簡単には計算できないですけど。

編集部:研究者が会社を始めるときは、投資家とかがを手伝ってくれたりするんですか?

晶子さん:そうですね。特にチームにビジネスサイドの人間がいない場合は、投資するベンチャーキャピタル側から人が入ったりします。だから、「お金は払うけど、この人を入れて下さい」って感じで、ちゃんと経験がある人を入れることが多いですね。

編集部:ちなみに、InfiniteBioって晶子さん一人で立ち上げたんですか?

晶子さん:これも失敗の1つなんですけど、独立の際にある2人の男性が近寄ってきて、「こんなこと1人でやったら危ないよ。僕らが手伝うよ。」って、会社を3分の1ずつにしようと提案して来たんです。当時はかなり切羽詰まってて、とにかくクライアントへのサービスに集中したかったので、ついお願いしますと言いそうになったんですけど、ある人が、「彼らはお金や技術を持ってくるわけでもないんだから分ける必要はない!」ってアドバイスしてくれて、それでその話は無くなりました。最初は、1人じゃなくてちゃんとチームにしてないとだめかなと思ってたんですが、今思うと数億の投資を受けるとかじゃない限りコンサルの仕事をするに当たっては急いでチームを作る必要はなかったので、それも失敗ですね。

編集部:なるほど。創業時の焦りが失敗を招いたと。

AI × バイオテクノロジーがアツい!

編集部:今後は自社開発をやっていくということでしたが、注目している技術等はありますか?

夏彦さん:僕はコンピュータサイエンティストなんですが、やはり最近だとAIが流行っていて、ついにうちもAIを導入してバイオインフォマティクス関連のことをやり始めました。ここ数年バイオインフォマティクス絡みのプロジェクトはあったんですが、今になってAIブームが来て、結果的にその波に乗る形となりましたね (笑) そういう意味では、来年にはだいぶ状況が変わってるんじゃないかと思います。

バイオインフォマティクス(英語:bioinformatics)、生命情報学は、生物学の分野のひとつで、遺伝子やタンパク質の構造といった生命が持っている「情報」と言えるものを分析することで生命について調べる、といった分野である。遺伝子情報は核酸の配列というデジタル情報に近い性格を持っているために、コンピューターとの親和性が高いことが本分野の発展の理由になっている。バイオインフォマティクス – Wikipedia

編集部:まさに最先端というか、AI × バイオテクノロジーを攻めているわけですね。AIとかバイオ関連だと特許に関してセンシティブな部分があったりしないんですか?

夏彦さん:特許はちゃんと調べてないけど、みんなが使ってる有名なものをうまく当てはめて使ってるだけだから問題ないはずです。

晶子さん:特許といっても、中身を見ると様々だし、特にバイオの分野だと似たような特許が重なっていたりすることもあるんですよ。でも、だからと言って特許を取らなかったら後々困ったりもするので、「私たちはこれをやりますよ」という意思表示のためにも特許は取っておいた方が良いですね。

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1990年6月8日生まれ。埼玉県川口市出身。
2013年、一橋大学商学部経営学科卒業。株式会社SpeeeにてSEOやWebマーケティングのコンサルティング等に3年半従事したのち、イノベーションの最先端であるシリコンバレーでチャレンジしたいと考えて渡米。現在は、UC Berkeley Extensionにて経営とプロジェクトマネジメントを専攻。
座右の銘は「やらぬ後悔よりやった後悔」。

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