フリーランスデザイナーの可能性を最大化する

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スケールする企業の共通項

編集部:カヤックからフリーランス時代にかけて、創業期から関わった会社がいくつもスケールしているという噂を聞いたのですが。

橋本さん:それは関わった企業の母数が大きいからだと思います。スケールしているものもあれば、なくなったものもいっぱいあるので。

例えば、「WHILL」というパーソナルモビリティのスタートアップでは、リモートコントロールアプリやインストラクションアプリ、製品ラベルのデザインを手伝っていました。Photosynth」というスマートロック「Akerun」を作っている会社では、Akerun ProのソフトウェアとハードウェアのUXデザイン、製品発表会の準備なんかもしましたね。

他にも、ソーシャルゲームの会社でAR/VRデバイスを使ったアプリ開発、タクシー配車アプリのリサーチからプロトタイピング、医療系アプリのデザイン、スマートリモコンアプリのデザインなど、色んなジャンルのプロダクトデザイン・開発に関わってきました。

パーソナルモビリティのWHILL – TokyoMoterShow2016

オフィス向けスマートロック「Akerun」を販売するPhotosynth

編集部:本当に0→1の部分に携わっていたんですね。ちなみに、スケールするプロジェクトには何か共通項があったりするんですか?

橋本さん:うまくいくなと感じることもあるんですが、案外感覚的なものでもないんです。

編集部:どういうことですか?

橋本さん:今思い返してみると、創業メンバーの持ってるストーリーがしっかり描けている会社はスケールして生き残っている気がしますね。

そして、そのストーリーが自分にどれだけ身近なのか、その課題が身近であればあるほどサービスがスケールして、しっかりと売上が立っている印象があります。

編集部:課題とストーリーがいかに結びついているかが大事なんですね。

プロフェッショナル仕事の流儀

編集部:デザインする上で、橋本さん流の仕事の流儀というか、毎回気をつけていることや大事にしていることなどはありますか?

橋本さん:僕は0→1のフェーズを手伝うことが多いのですが、出来るだけ創業者の隣で仕事をしています。出来るだけ近い位置で最初に仕事をした方が後々のミスコミニュケーションも少なくなりますし、それができているプロダクトはスケールしていると思います。

やはり、自分ごと化するのが大切だと思うんです。あと、自分が感じた課題を拾い上げて、創業者やプロダクトマネージャーに直接ぶつけるということもよくやっていましたね。

例えば「インタラクションはこうした方がいいんじゃないか」みたいなすごく小さなことでも、気付いたことを頻繁にSlackでDMするということを昔からやっています。

編集部:自分が感じたことをしっかり伝えると。

橋本さん:そうですね。本音を正直に話すというのは昔からやっていましたし、それができたプロジェクトはうまくいっている気がします。

編集部:その観点からすると、Zypsy上でデザインチームを外注しようとするユーザーとのコミュニケーションはどのようにしていくおつもりですか?

橋本さん:普通の制作会社なら、一回企画書を投げたらしばらくはコミュニケーションがないと思うのですが、ZypsyはSlackに常駐する形を取っていて、相手の会社のスプリントやプロジェクトのやり方に出来るだけ合わせているので、コミュニケーションはかなり密に取れるようになっています。

そして、僕たちもそのコミュニケーションにはすごく気をつけてやっていますし、もっとアップデートしていかないといけないなとも思っています。

編集部:橋本さんが創業者に寄り添ってやってきたスタイルをZypsyのSlack上でも再現していこうというわけですね。

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SiliconValleyWorkers編集長。愛媛県松山市出身。2016年、東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻(相田研)修了。工学修士。現在はシリコンバレーのIT企業で仕事中。座右の銘:「現状維持は衰退のもと」

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