「多くの人に教育の場を届けたい」- 就職、起業、MBAを経てたどり着いたのはUdemy

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課題は認知度と抵抗感

編集部:そこも含めて、今はどういったことが課題ですか?例えば、コースを買ったけど全部受講しないユーザーが多いとか。

Hajさん:課題は山ほどあるので、1つに絞れというのは難しいのですが、買ったコースを全て受講していないこと自体はそんなに課題でもないんです。

例えば、350ページもあるExcelマスターの本を買ったとして、1から全部読むかというと…読まないですよね。すでにある程度のことは知っていたりするので。

なので、それと同様に知りたい情報だけを取っていくということはあると思うので、買ったコースを全て受講しないことが必ずしも課題というわけではないんです。

編集部:となると、どのあたりが課題になるんですか?

Hajさん:日本に限っていうと認知度ですかね。まだまだ知られていないというのもありますし、オンライン教育そのものに対する抵抗もあると思うので。

あと、学びで得たものをどう活用していくか、または活用できるような環境があるかというのも国によって違っていて、そこも含めて課題はたくさんあります。

編集部:では、マクロな国としての環境と個人の文化的な背景も含めて課題は山積みだということですね。

オフィスの壁に印字されたUdemyの想い

知見の共有が大事

編集部:例えば、認知やコミュニティという観点でいくと、Airbnbだと年に1回スーパーホストなどを招待して大きなイベントを開催していますが、Udemyもそういったことをされているんですか?

Hajさん:そうですね。我々も年に1回「Udemy LIVE」という講師育成・コミュニティ拡大のためのカンファレンスはやっています。今年は7月の終わりにPalace Hotelにある結構大きめなカンファレンスルームを使って開催しました。

編集部:それはどういったコンセプトのイベントなんですか?

Hajさん:世界中から講師の方たちが参加して、どうすればコンテンツの質を高められるか、どのように生徒を増やすのかといった様々な知見を共有し合うのがこのイベントの趣旨ですね。

編集部:そういった活動を通してUdemyの認知とコミュニティを拡大していこうというわけですね。逆に、社内での知見の交流もあるんですか?

Hajさん:ありますよ。毎週金曜日に全社ミーティングがあって、そこで必ずどこかの部署が「今こんなことをやってます」という発表をするようになってます。だから、あとでその人を見つけて、「面白そうじゃん、ちょっと教えてよ!」みたいなこともありますね。

オフィスの壁に描かれたUdemyのミッション
“To Improve Lives Through Learning”

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